さて今日は、仕事を減らしましょう、という話をしていきます。
で、度々お話ししているテーマを改めて取り上げますが、
ビジネスがうまくいくこつは
安く仕入れて、高く売るだけ
です。
あんまり難しく考えるとよくないので、ビジネスで限らずとも、
もっとシンプルに考えた方がうまくいくよなあ、と最近考えています。
周りを見渡して値上がりしそうなものを探してみる。
それそ、安く仕入れる方法が見つかったらやる。以上。
これだけで、シンプルな考えでビジネスを設計できるようになります。
ただし、覚えておいて欲しいのは、結局ビジネスは「喜んでお金を払ってくれる人が何人いるかで決まる」ということです。
難しく考えすぎると色々出てきちゃうんですが、やっぱり最後は喜んでくれる人が何人いるかできまるんですね。
仕事のルールは「ファイナンスから撤退していない」「喜んでお金を払ってくれている人が増えている」この二つだけだと。
ですから、仕事に悩んだら顧客を見ることが大事だといつも思います。
で、これだけだとあまりに精神論的になってしまうので、もう少し具体的なことも話していこうかと。
例えば、よく相談を受ける事例でカフェをやってみたい、ってものがあるんですが、
まず、カフェをやろうと思っているなら、世界中のカフェの課金モデルや運営事例を100個くらいかき集めることが大事です。
もしくは、「コミュニティ」や「店舗」のように広げて色々な事例を見てみることも重要です。
上手い自治体の運営事例とか、
居酒屋のビジネスモデルとか、
定食屋とか、
会員制のバーとか、
こういった事例を通して、
視野を狭めたあとに広げることを繰り返すと。
そうすると、ただワクワクしていただけのものが一気に具体化されてくるのが分かると思います。
アイデアを思いつく段階ではとことん楽観的で構わない。ですが、実現していく段階になったらとことん疑いながら進むこと。
ここで楽観視しすぎると死にます。
で、これを見極めるポイントは金でも時間でも構いませんが、ただのワクワクが投資と言えるレベルになってしまうラインに脚を突っ込み掛けたら、本当にいけるのか?を一度考えてみると。
で、疑いに疑って本当にクライアントが買う、店に来ることが分かればGOです。
それまではどんどんやって良いと思います。例えば時間も有り余っているようならどれだけ勉強しても趣味の一環だと思えるのであれば、時間をかけても良いと思いますし、家庭があって本業があって時間も無いようなら投資のラインは当然もっと手前に来ているはずで。
自分の妄想だったことが、現場にいざ入ってみたら全然違う、なんてことは日常的に発生します。
だからこそ、自分がどこまでいけるかのラインを見極めてそこまではとりあえずやってみて、それ以降は疑うことが大事なんですね。
最後にやって欲しいのは、「一番大事な数字を決める」ことです。無料体験のユーザーでもいいし、買わなくても店には足を運んでくれた人数でも良いし、買ってくれた人数でも、売上でも、利益でも構いませんから、この数字を一つ定めてみてください。
例えばWebなら、月にリピートされた数字なのか、日のアクセス数なのか、日に来た人数なのか。
で、とにかく疑り深くを念頭に置きながら、
カフェを始めるのだとすれば機械が壊れる、工事業者がミスして遅れる、スタッフが集まらない、お客さんが来ない
などと色々なお困りごとをリストアップし、それに対しての対応策を考えておくと。
何か起きてからだと大抵人間ってバカになってますから、何か起きてからのリカバリーはできないとまではいいませんが、準備しておくにこしたことはありません。
事前にリカバリーのアイデアを用意しておけば、どうにかなることの範囲が広がります。
つまり、お金や時間でカバーできる部分と、事前のアイデアの豊富さでカバーできる部分の両方があり、後者が増えるというわけ。
さて、あまり長くなっても読みにくいかと思いますので、今日はこの辺りにします。
簡単に書きましたが、あなたの事例に置き換えてもらい、何かの参考になれば。
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