他人のせいにする人の最大の問題点は、一切成長の機会が訪れないということです。自責思考を強要することにも意味が無いと考えているタイプなので、今回は他責思考の問題点についてのみがーっと書いていこうかと思っています。
他人のせいにする人をよーく見てみてください。恐らくですがナチュラルにみんなの成果を自分の物とみなし、自分の失敗を他人のものとみなす。
要するに、価値の基準がすごく曖昧なんですね。例えば、仕事の失敗を他人のせいにしていると、仕事の成功さえも本来は他人のせいにしてにしてしまうはずなんですが、ナチュラルに成功は自分のおかげだと思ってしまう。
つまりどんどん自分の過大評価が起きていき、他人の過小評価が起きる。物事を見る目が曇っていってしまうんですね。
そうすると、対して実力も無いのに他人には文句を言う人が出来上がってしまう。
そうすると他人からの評価が下がります。
そうするとさらに保身のために他人のせいにする、という悪循環が起きてしまう。
この循環が一度起きると、相当のことが無い限りは抜けることができません。なぜなら他人のせいにして、自分が傷つくことの無い生活はとにかく楽だからですよ。
例えば、クライアントでこんな人がいました。急遽お金が必要になったから返金して欲しいと。経費を精算してもらえたら返金しますと案内した途端豹変し、連絡が遅かったからだ、などと態度がどんどん変わっていったことがありました。
本質的には自分の事情が起点にあったはずなんですが、そこからどんどん楽な方に流れていってしまったと。文句を言えば通ると思ってしまったと。他人のせいにするのは楽ですから。現実を冷静に見ればどっちが悪かったかが大抵は見えてくるはずなんですよ。
まず見分けやすいポイントは感情的になった方が大抵は悪い、という部分。
自分の望んでいた対応と相手がズレていたから感情的になる。感情ってただの反応ですから、一番交渉が通りやすい形にしたり、自分を振り返ったり、相手を冷静に見たりってことができなくなります。
家電量販店とかで店員に対して怒鳴っている人、時々いますよね。商品が壊れていたら送り直して貰えば良い。じゃなくて暴言を吐いたり、怒鳴ったりすることって多分、日常の不満が上乗せされているんだと僕は偏見を持ってしまいます。
全部他人のせいにする人ってサッカーでハンドしてルールを創った人に八つ当たりとか、そういう人の事です。すべて自分のせいにする人は雨が降っても自分が悪い、と考えるような人の事。
もちろん悪ではないですが、いいですか。
僕はなんでもかんでも自責で考えろ、と言っているわけでもないし、他人のせいにすることをオススメしているわけでも無いんです。すべて自分のせいにしたり、全て他人のせいにすると、人間がひたすらにネガティブになっていくんですよ。
全て俺が悪い
も
全て社会や周りが悪い
もすごく不健康だということは何となく分かるはずです。
安易に自責をしていいものでもない。つまり、自分の内面を適度にみつめながら、他人と適度に交流することが大事です。内面に意識が向きすぎるとどんどん暗い方に向いてしまう。まあ、これは他人のせいにする人よりは頭の良い人の特徴ではあるんですが、頭の良さは上手に使って欲しいと思います。
で、解決策の一つとして、運動をまずはオススメしたい。ランニングマシンとかではなくて外で。
これは自分の内面と外について考えるバランスが丁度良いからです。どちらかに異様に偏ったりしない。
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