これって、ビジネスの体質の話なのですぐに改善できないかもしれないけどずっと考えておかないといけないテーマです。マーケティングのお題目のようなものだからですね。
単価を上げられないか客数を増やしたりとか購入回数を増やして LTVを高められないか
で考えるってものですけど、
例えば、スーツのサイトを運営していたとします。あなたがね。
サイトに来た人に対して、一旦メルマガリストに落とし込むようにサイトを設計するんです。定期的にメールを送ることで、スーツを買いたくなったタイミングでアプローチできるようになりますよね?
夏用はどうですか、とかコートはどうですか、とか、ブランドスーツとか。一番強いのはスーツ購入の度に毎回使ってくれるような熱烈なファンです。
人は好意度によってファンになります。ブランドやサイトの信者になっていただくってことです。
それがビジネスの最終目標なんです。ブランドバッグとかもそうですが、好意度だけは上限がありません。
アクセス数にも限界があるし、単価にもある程度限界があるでしょう。
でも、「ブランドへの愛」は上限がないんですね。
好きなブランドであればほとんど一式揃えたり、新しいものが出たら殆ど買ったり、他のブランドより高くても当たり前のように人はお金を払いますよ。
売上=客数×単価×リピート数を考える本当の意味
さてここからが本題。
売上=客数×単価×リピート数
で、これらは何のためにあるんでしょうか。
僕が思うに、「やりたいようにビジネスするため」だと考えています。余計なことを考えなくて済むような状態を作っていくために、このお題目を考える意義があると。
売上=客数×単価×リピート数。これにすべての基準を乗っ取られるのは、ただの手段の目的化です。
売上を上げることがビジネスの目標ですか?
それは生きることは息をすることです、と言っているのと変わりありません。
お金を稼ぐことは存続のために必須ですが、それは最終目的ではないからです。
ビジネスはライフスタイルの実現のためにあるということをお忘れ無く。
ビジネスを運営したことがある人には分かってもらえる感覚だと思いますが、自分を幸せにすることで遠回しに人が幸せになるんですよね。
お金を払うときって、普通、人はワクワクしていますよね。(もちろん払いたくないお金って意味で例外もあるけれど)
買いたかった物を買う時って、普通は嬉しいはずですよね?
人にも幸せを与えられるし、自分も幸せにできる活動がビジネスであるということです。
人に買いたいと思ってもらうものを作ることで自分も相手も幸せになる。
そのためには、お金という小さいところで悩んでいてはダメなんです。それは人の為にも自分の為にもならない。
お金を軽視しろと言っているのではなく、お金について考え抜いた先に、お金について全く考えなくても良いような、自由にビジネスができる世界を生み出して欲しいと僕は思います。
売上から逆算して単価を考えてみる
先にお話しした、ブランドを除いては悩みの深さによって単価が決まると言ってもよいでしょう。普通、グミに100万円は課金できません。
100万円客単価が必要なら、100万円の課金ができるテーマからスタートして考える必要がありますね。個人だったら相当限られるでしょうし、法人だったらそこまで大きくも内規模感でしょう。
個人だって、人によっては体型にだったら普通に課金するはずです。美容整形とかは典型でしょうか。
深くか広くかは分かりませんが、どうしたら欲しい売上に到達するかを考えて単価を考えて欲しいんですね。
どれくらいのお客さんと付き合いたいかを決めてほしい
例えば、あなたが美容院をやっていると想定したケースですが、
月30人各1回としか付き合いたくないのであれば、
欲しいのは60万円の売上だったとします。
客単価を必然的に2万円にする必要がでてきますよね。
もしくは回数を増やして良いのであれば、毎週5000円ずつ1週間毎に来ていただくスタイルでもやっていけるでしょうか。
1回だけなら、パーマとカラーとカットを全部やって、しかも高級志向とか。縮毛矯正に超こだわってるとか。芸能人専門にするとか、色々考えられると思うんです。
このように単価と付き合いたい人数と付き合いたい回数からテーマを改めて考えてみるといい。
自分の事例でも、心に耳を傾けて考えてみて欲しいんですね。
へーっと読んでいるだけでは意味ありませんから。
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