給料でお金もらうのと、人から直でお金もらうのはメンタル的な重さが全然違う。良し悪しの問題じゃなく。
「自分のレベルが足りないからお金はまだもらえないぞ」って話をしだすと、延々「資格の強化」とか、「勉強」とかしだしちゃうんですよ。
頭のいい人ほどこういう傾向はあるので、1000円もらって何かを直でサービスしてみる方が先です。これで払ってもらえなければ自分の価値の磨き方や、顧客設定が悪い。払ってもらえないならその人は自分の顧客じゃない。悩んでないからです。
顧客からお金を貰ってようやく1HITだと思ってください。本読んでたり勉強したりしてるのは素振りです。素振りは大事ですが、素振りが自己目的化すると点数がいつまで経ってもはいらない。
勘違いされがちなのですが、ビジネスは生み出して来れないんですよ。
何かを代替するだけです。電話の代わりにメールやチャットみたいなものが代替してきたり、音がプレーヤーがスマートフォンに取って代わったりするわけです。
先進的すぎてよく分からないツールはなかなか導入できいないんです。効果を信用できないから。
人間は三つのコストを払ってますよ、って話を良くします。それは時間とお金と批判のコストですが、これを減らさないといけない。そのために人はお金を払います。
例えば野菜を育てようとしたら三ヶ月くらいかかるものをスーパーで100円で買ってくることもできるわけですよね。
一人人材を獲得するコストが自社でやっていたら100万かかるところが、転職サイトで募集をかけたら30万円で済むのだとしたら、そちらが合理的になります。
つまり、コストが減ることが明確に分かると人はお金を払います。
企業に属するというのは、企業がバッファを持ってくれているんですよね。
だから給料もセーブされる。それはすぐクビにされないように、結果的に自分のためになってたりもします。
外資系はバッファがないから給料が高いけれど、その分すぐに首を切られたりするわけですね。ここが日本企業に属することのメリットだったりします。
給料は作業の価値を忘れやすい
お給料をもらうってスタイルがそうなりがちです。作業への対価や、作業がどんな価値を生んでいるかという部分を忘れ、時間に対してお金を支払っていると勘違いしてくる。
営業マンが営業を一本も決めて来れなければ、それはすごく大きいコストですが、それでも時間に対してだと思い込むようになります。
もちろん契約上は時間に対しての支払いになっているんでしょうが、価値について真剣に考えることが疎かになってくるんです。
時間とお給料をもらえることが同一化してきます。
その作業が何か価値を生み出してるのか生み出してないのかそういうことは関係なくなってくるんです。
失敗しにくいシステム=チャレンジもしにくい
会社は失敗しないようなシステムになっているんです。同じことをできるだけ繰り返して、できる限り失敗しないように作っていく。
それは会社が大きくなるほどにそういったシステムが合理的になってくるからですね。
理由は長くなるので割愛しますが、
フリーランスになるのだとしたら、僕は失敗を積極的にしていったら良いと思っています、
例えばポイントサイトとか、失敗のしようがないものでも、サラリーマンの人からおすすめの稼ぎ方を聞かれるとそれはいい、と言ってくることがあるんですよね。
とりあえず僕たち起業家の思考としてはやれることは全部やればという発想ですが、なぜか自分で行動を起こそうとしない。
当然強制することはありませんが、ちょっと残念だなあと感じることは多々ありますね。
責任ってものがつるし上げのニュアンスになってる
で、会社の中で責任を取りたくないって言うことがあるでしょう。
管理職にはなりたくないとか。
これもある意味で合理的なんです。サラリーマンの管理職は待遇が良くならなかったりするからですね。一部の複利厚生がなくなったり。
責任が3倍くらいになるのに、給料が1.2倍くらいにしかならない場合があるんですね。
そうすると効率が低下していることになると考えてもおかしくありません。
問題は責任をネガティブに捉えさせる土壌になってるってことですよ。責任って言葉に囚われて動けなくなるんです。責任を取ることは行動範囲の広さであり、結果を請け負うことです。
自己責任って元々投資用語なので、日本の組織的な責任はただのつるし上げですよ。
おめーが悪いんだから俺は責任を取らないぞ、という。そりゃ、責任とりたくもなくなってくるよなあと。
なので、結果の責任も失敗の責任も全て自分で負うことのできる世界はすごく楽しい上に、すごく正直で自由な世界でもあるんです。
怖いだけなら誰もやりませんよ。楽しさとセットだからやるんです。
お金の稼ぎ方をもっと知って効率を上げること
金の稼ぎ方について、多くの人は給料しか知りません。知っていてもアフィリエイトとかその辺りまでではないでしょうか。
会社から金が振り込まれるというやり方しか知らないんです。人がやっている会社を手伝って自分に回してくるって方法しか知らないんです。
どうすればお金が回ってくるのかを多角的に学んでみて欲しいと僕は思っています。
IT系フリーランスを上手くやれば、会社で働いている5分の1くらいで同じくらいの収入が得られるんですね。
給料時代のの何分の1の時間で同じくらい稼げます。特にITを駆使すれば簡単です。
被雇用者でいる限り非常に効率の悪いお金の流れの中にいるということに気がつけません。
給料は効率が上がることで増えるわけじゃ無くて足し算で増える
時給って足し算の感覚ですよね。先月より10時間分多いぞ、とか。給料は足し算の感覚って部分にそんなに異論は無いと思います。
ただ、それは効率が良くなるわけじゃなくて、単純な足し算だということを忘れてはいけません。かけ算の要素が入ってこないんです。
かけ算の要素
を入れることができれば相当変わるのにそれはすごく難しい。
例えば、自分で何か商品を販売していたとして、単純に単価を1.2倍にすれば全体が1.2倍になります。客数を増やしてもいいし、原価を減らしても良い、購入頻度を増やしてもいい。
足し算では無くてかけ算になるということがすごく大きいんです。
1.2倍を重ねると、結構大きい金額になることに気が付いていますよね?
会社と自分で稼ぐことの違いは
お金の流れが見えること。自分で稼いでいればいくら貰っているかが把握できます。
自分のお金が減ることもあり得ます。給料が減ることがあっても、自分のお金は減らないですよね?広告費とかで。
「広告の打ち間違い」とかで自分のお金が減ることはないと思うんです。
ただ、お金の流れがブラックボックスなので、あの会社から数百万円で受注している案件が、自分が一日で終わらせて実質入ってくるのは1万円になっていたりする。
その辺りを見ることができるようになるために、副業を初めてみて欲しい。お金の流れを把握できるようになって欲しいと思いますよ。
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