ビジネスでちょっとでも結果を出すなら判断力を鍛えていくことが大事だという話を前にしたと思います。
ビジネスは判断の積み重ねです。いかに一番良い判断を行って、それに沿って行動していくか。
結果が出ないときは自分の実力の認識がずれているか、他人の悩みの認識がずれているか、だと思っているんです。
つまり、実力以上のことをやろうとしていて詰まっているかor実力以下のことをやっていて閉塞感が出ているかのどちらかです。
ビジネスの勉強に活かすための麻雀とポーカー
ですので、今日はゲームで判断力を鍛える方法というテーマでもうちょっと踏み込んでお話しをしていきたいと思っています。
おすすめは麻雀とポーカーですね。
ちなみに、海外に行けばポーカーはお金を稼ぐ手段にもなり得るので、仕事という視点で考えてみても面白いのではないでしょうか。
ビジネスを学ぶための不完全情報ゲームと完全情報ゲームとの違い
将棋やチェスは完全情報ゲームなので完全に実力勝負です。運の要素が入ってこないと言うこと。全てのコマが公開されていますよね。動きも分かるし相手の手駒も分かる。
不完全情報ゲームは運の要素があるゲームだと考えてください。トランプとかもそうですよね。自分に認識できないエリアがある。
人間は運と実力のセットが好きだし弱い
まず、全てが運だけだと意義を感じなくなってくるからです。人間は段々と無気力になってきます。自分の力でどうにもできないことが分かると、段々と頑張る意欲を感じなくなってきます。
主体的に働くことの重要性が語られるのは、運の要素を減らして自分の実力の配分をどんどんと増やしていけるからですね。
毎日サイコロで6をなるべく多く出し続ける仕事
とか嫌じゃありませんか?
自分で頑張る余地が残されていない仕事とか、全て上司の機嫌に左右される仕事とか嫌なはずなんですよ。
完全に実力だけだと自分への言い訳が効かないのでしんどくなってきます。つまり、実力だけしか向上させる項がないので、とにかくストイックにならないといけない。
人間誰もがそこまでストイックなわけではないので、ある程度運のせいにしておける余地が必要になってくるんですよね(自分にはね)
パチンコとか想像してみて欲しいんですが、自分でパチンコ玉を穴に入れるという一つの実力の要素がある。パチスロもある程度目で見て、絵柄を合わせて押すという要素があります。
これがただただお金を入れてあたるのを待っているだけとか、100列実力で揃えられたらあたりますとかだったらやりたくないと思うんです。
ゲームも特定のモンスターを倒すことでたまに欲しかった素材が手に入るとか。
ほとんどの場合、運と実力をセットにして人を動かすシステムを作っているわけですね。
ビジネスも不完全情報
ビジネスも不完全情報ですよね。お客さんがどうやってうごくのかが分からない。競合がどういったリソースや未来予測を立てているのかも分からない。
つまり、不完全情報ゲームをやることで、ある種のビジネスのシュミレーションになるということですね。
そして、トランプと麻雀は記号化されています。スペードとかクローバーとか。
記号化されていることはある種のデメリットでありメリットもある。記号化されていることで、抽象化する訓練になるんです。
人という資源やお金という資源を一度記号に抽象化する訓練ができるということです。そしてリアルな目の前の人や、金額に具体化することでもう一度整理することができる。
当然ビジネスと結びつけて考えて欲しいんですが、記号化されていると抽象化ができる。複雑な事柄をシンプルに考える訓練になる。ぜひ試してみてください。
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