僕自身は価値観の近い人といるべきだ、という価値観を持っています。
今日はその話をしてみたいと思います。
価値観が多様化するほど小さな対立が起こる
最近やたらと言われているように、価値観を多様化することも重要ではあると思います。それはある種の側面からは僕は理解しています。
ですが、価値観を多様化すべきは多分文化圏とかの話だと思います。産まれた環境とか言葉とか。
育った環境が近かったり、人種とか民族だったりを分けるんであって、完全に価値観が違うと相互理解が難しくなっていくはずなんですね。
つまり、バックグラウンドをばらけさせてみているものは統一する。
例えば、一人は営業出身で一人はエンジニア。それで一つのApple製品を開発したいという価値観を揃える。
逆に二人とも営業出身で一人はめっちゃ機能的な端末を作りたい、もう一人はシンプルな端末を作りたい、などとすると悲劇が起こります。
価値観の矢印はそろえるべきなのです。でも、矢印の色はそれぞれ違うことが好ましいのです。
信条などの大きなものから、
- キノコタケノコ戦争
- AppleAndroid戦争
- Sony端末かNintendo端末
などなど。本質的に人は価値観の対立に巻き込まれ続けています。無尽蔵に、無自覚に、人間の精神をむしばんでいるのです。
だからこそ誰かがリーダーとなり、
調整型
引っ張る型
で価値観を統合していくことが重要です。
価値観が近いと何がどう好ましいのか
価値観→興味を持たれるきっかけになるのです。関心とか興味とかを書くことによって同時に手に入れることができます。コンテンツが求心力を持つし、それを通して魅力的になるんですね。
- 世界で初めて時計を開発しました
- 初めての車を製造しました
- 今日はチョコレートをプレゼントする日です
などなど。
どうでしょうか、何となく理解できますでしょうか。価値観が揃うことで、コンテンツが生まれるのです。
近い価値観の人を探すためにはまずは知識を増やすこと
マイクロコンバージョン・T字理論、、まあなんでもいいけど、知識は、「あるもの」を知ってはじめて自分に「足りない」ものが分かる。何があるかすら知らない人は自分にないことにすら気がつけなくなってしまうんです。
定番の源流をたどってみてください。価値観が商品になります。価値観を整理してないと価値を提供できてないということと言ってもいい。
マーケット=人の心です。人の心の空白地帯を探してみてください。そして、価値観をはっきりさせるとそれに寄ってくる人が増えてきます。
会社だとお客さん選べないんです。でも小さな規模であれば選びやすい。
日本最大の飲料メーカーがあなたは態度が悪いからうちの商品を買わないで、などと言ったら大問題になるでしょう。ですが、個人経営の小さなラーメン屋なら、当たり前に存在する事例のはずです。もちろん数は多くないと思いますけどね。
小さなビジネスでは、妥協したら負けです。
フリーランスも、妥協したらダメです。
お金になりそうだからとかで妥協しないことです。
長期的に見ると顧客の言いなりになるのって自分で自分の価値を下げることになります。ここはだめだけどここはできるを理解してください。はっきりさせるとそれに共感したお客さんが集まります。
全部できます!だとお客さんは逆に不安を感じるので、集客できないし、基本的に制約があった方が伸びやすいんです。しかも高単価に設定しやすくなる。
ビールしか作っていない会社と
何でも飲料を製造している会社
のどちらが高いビールを提供していそうでしょうか?
何でも食事を一通り選べるレストラン
グラタンだけのレストラン
のどちらが高単価なグラタンを出すことができそうでしょうか?
そして、二つ店が並んでいたらあなたならどちらを選んで店に入りますか?
制約を意図的に設定し、その後工夫し、規模を多少伸ばしてからそのまま制約を取り払うということを意識してみてください。
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