僕は仕組みで人を動かすことはほぼ困難だと思っています。もちろん、仕事としてやる場合はあるでしょうが、たぶんこの記事を読んでいる人はいかに気持ちよく動いて貰うかを考えている人だと思うので、(友人関係とかもっとよく仕事をすすめたいとか)
そういった人を対象に記事を書き進めていきたいと思います。
さて、まずは営業代行の事例ですが、
金銭的インセンティブだと人は動かない
これが事実です。例えば、自分の商品の営業代行を依頼したとしましょう。
インセンティブがすごい高額とか条件が良いとか、
一見、いい話には聞こえますよね。でも、不透明極まりないんです。まず、自分が売れてはじめて売るパワーが人に分けられると考えてください。自分が売れる量の10分の1くらいの量しかナレッジ共有で人に売らせられないんですよね。
小手先マーケティングでは、人は動かないんです。
まず理解しておいて欲しいのは、自分ができないことを人にやらせようとしても急激に効率が落ちるということ。
もちろんトヨタの経営者がトヨタ車を全て整備できるわけでもないけれど、彼らは高度なプロスキルによって人を管理しています。
つまり、10点の人が90点の人に、どうして100点を取れないんだ!と批判するのと、別分野で90点の人が、どうして100点を取れないんだ!というのでは意味合いが根本的に異なる、ということです。
家の設計を依頼するなら当然家の基礎知識だけでも頭に入っていた方が進みは早くなります。専門用語のすりあわせが不要になりますから。
なので、まず自分ができているのかを振り返るのが大事。
自分がプログラマーで営業に文句を言うなら、プログラマーとしてどうなのかを考えた上で、営業に経緯を持った批判をすればいい。敬意を持った批判とただの誹謗中傷や文句は違う、といつもお話ししていると思います。
自分が何かを楽しんでor努力していないのに、何かを他人に楽しんでor努力して貰うのは不可能だということ。
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