ごちゃごちゃなんだから、それを整理する方法にすらごちゃごちゃなものを取り入れていたらキリがないと思う。だからシンプルに考えてほしい。
- 全データの出力
- カテゴリ分け
順番はどちらでもいいし、これだけで良いと思ってる。人間は分けてきた歴史の中に生きている。例えば、
- 動物
- 哺乳類 猫 犬
- 魚類
とか
- 不安なこと
- 支払いが必要なこと
- 謝る必要があること
とか
- やるべき
- 言うべきこと
- 創るべきもの
などなど、、、こうやって物事を分けることで、人間は理解を進めていく。つまり、データの出力と整理はどちらも分けることと言い換えてもいい。
データの出力が分けることと言われてもイメージが湧かないかもしれない。けれど、言葉は物事を切り取る性質があるので、「猫」と言ったり、書き出すだけである程度グルーピングされていることになる。極端に言うと「うちのタマ」ってグルーピングはそれだけで完成する。一匹しか存在しないはずだから。
そこからタマのトリミング、タマの病院などとグルーピングをさらに分けていくことになるけれど、正直最初はざっくりでいい。
言葉は一瞬を閉じ込める力があるから。一瞬を閉じ込めるからこそ、言葉には爆発力があるし、物事を形取る力もある。
例えば小説を開いて読み進めていったときに、頭の中にイメージやエネルギーが溢れるということは、エネルギーを保存しておけるということ。
つまり、頭の中のデータを圧縮保存できるのが言葉。
ある程度を整理する感覚を掴んでから、バブルサッカーの大きさのボールをちょっと出すのではなく、ベアリングくらい小さな細かい球を大量に出していくイメージで考えてほしい。
いつまでたっても棚卸しの作業を「棚一個あった」にしないでほしいとは思う。
棚の中に何が入っていて、ほこりはどれくらい詰まっていて、本の紙の材質は、、などなどと細かくチェックしていく。細部は見ておいて損はない。
細部を見るといっても、他人の細部をあげつらうようなことに使うのではなく、他人が困っていたらその能力を惜しげもなく発揮すればいい。
重要なのは「言葉にしてイメージにある程度の枠をつけてしまうこと」だ。
例えば、今抱えている10個の悩みと枠をつけてしまえば、頑張って10個にまとめようとするはず。ほしい物トップ10でもいいし、作りたい作品5個でもいい。
ある程度自分で縛っていくことで、輪郭を先に形作ることができる。
ごちゃごちゃの頭を整理するならピントを合わせる
普通の人は物事を焦点ぼかしたままで考えるから、努力するだけで言葉にできないできない言葉を高いレベルで明確に言葉を語ることができるようになる。
別にこれは表現技術を磨いてほしいって言っているわけではなく、まあ磨いてほしいのは事実なんだけど、それよりも視点の置き方がすごく大事になってくる。
例えば表現の技術だけを磨くと構造がしっかりしていないのですごく手垢のついた感じや、ありがちな文章になってきてしまう。例えば海を見て宝石箱をひっくり返したように綺麗、とか。
焦点をある程度絞ってから自分の中で問いを立て、そこに答えるような形で悩みを解決していけばいい。焦点の置き方は本のタイトルが参考になる。
ごちゃごちゃして頭が動かなくなる人は問いがありすぎるかないか
あれどうしたらいいんだろうが1000個あったらフリーズする。あれどうしたらいいんだろうが一個もなくてもフリーズする。だって自分の意思でやることがないから。
問いがありすぎると感じている人はまず問いを増やす前に問いを解決するような動き方をしていくこと。で、考えても解決できないような問いで悩まないことも大事になってくる。
答えのない問いを持ち続けているのはある側面ではいいことではあるけれど、持ちすぎると重荷になっていく。
この記事を読んでいる人には少ないかもしれないけど、問いが一個もない人は他人との関わりを増やしてみるといい。たしか心理学者のラカンが他人が欲望しているものを欲望するとかって描いていた気がするので、つまり、人に何かを見せられて後発的に何かを考えたりするということ。その性質を利用してみてほしい。
どうしようもない場合
寝て下さい、運動して下さい、ちゃんとご飯食べて下さいとしか言えません。それでもダメな場合、、なので、これらの解決法はナビゲーションみたいなものです。
睡眠、運動、基本的な食事習慣を改めて見直してみることもおすすめしてみます。
メンテされてなかったり、車が故障していたり、ガソリン入ってなかったら移動しようが無いのと同じで、基本的な部分は解決しておくことを前提に話してみました。
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