「成果を出すにはフォーカスしよう」ってスローガンがありますけど、あれ選択肢がある中でフォーカスするから絞り込みと言えるんであって、選択肢が一つとかしかないのにフォーカスするのは給料を全額宝くじに突っ込んでフォーカス!!!と言ってるのとあんまり変わらない気がする。
だからこそ自分を多角的に捉えておくと、複数の要素が組み合わさり、どんどん有利になってくるので、3個くらいの候補を持ちながら動くことをおすすめします。
あと、よく言われることですが、掛け算でポジションっていうのは考えるものなので、パソコンx主婦(あえて手垢のついたキャッチを選んでみた)みたいな風に、例えばですが自分の中でイメージを持っておくと、競合がどんどん消えてきます。
ここにデザインとかコーチングとかくっつけて、使えそうな所だけピックアップして新しいカテゴリーを作りだしていくと。
パソコンx主婦xデザインxコーチングやっているのはこの人しかいないぞって、顧客の頭の中でなっていくわけです。
だから何個か枝を最初に持っておくことをとりあえず考えてみてください。
一択ってある種可能性を閉じてること
無理矢理一つに絞り込む必要はありません。教育は可能性を開くことで、洗脳は可能性を閉じることってことがよく言われたりもしますけど、無理に絞り込むのは可能性を閉じちゃってますからね。
結果が出ない宙ぶらりんに耐えられる時間の状態の長さと成功の大きさは比例しますよ。
だって、デカい結果ほど出すまでに時間がかかるわけですから。それに耐える時間が必ず必要になるんです。
Youtube登録者一人で良いのであれば、10本も動画を出せば誰でも到達するでしょうが、既に10万人の登録者がいても100万人に到達させるにはかなりの時間がかかるのかもしれない。
凡人ほどすぐ白黒付けたがるんです。すぐに結果を欲しがってしまう。もやもやに凡人は耐えられないからなんですね。
可能性として残しておくことが大事です。今の段階で白黒決定しなくちゃいけないことなんて殆どないし、スピードを求めるからこそすぐ白黒付けたがるけど。
二年後なら勝利になるかもしれないけど、今負けたからって結論づける必要はないんです。
例えば、RPGとかを考えるとわかりやすいかもしれません。一つのスキルをレベルMAXにしようとするとすごく時間がかかっていくようになりますが、10このスキルをちょっとずつ分散するとすぐに上がるようなことで。
一体一体を鍛えるより大量に配置した方がいいし、余裕が出来てきたら時間を使えば良いんですよ。
0を70にするのか90を100にするのかってこと。全教科総合で戦いましょう
ちょっと違う例えをしてみますのでついてきてくださいね。
効果は逓減する
ビールのおいしさはどんどん下がっていきますよね。
ランニングのタイムは段々伸ばすのがキツくなっていきますよね。
元々走って移動していた人が自転車に一回乗れたら?タイムは急激に縮んでいきますが、そこからトッププロなみに縮めるのは至難の業ですよね。
だからこそかけ算と複数で攻める戦略が有効に働くんです。
「絞り込み」「フォーカス」は諸刃の剣になり得るので、十分注意して使ってみてください。
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