苦しかったときの話をしようか 書評&レビュー
まさに仕事についての金言集。ちょっとでも気になるなら、ぜひ購入して読んでみてください。
本の冒頭を一部抜粋していますが、あくまで一部です。これ以上にも深い洞察が大量に散りばめられています。
苦しかったときの話をしようか 書評&レビュー
現実を見極め、正しい選択をすることで、人は目的に近づくことができる。そのために重要なのは、さまざまな現実を生み出している〝構造〟を明らかにすることだ
神様の正体は「確率」であり、1つ1つの事象の配分は極めて平等に〝ランダム〟に行われているが、結果には〝偏り〟がある。
本書で説いているのは、「神様のサイコロで決まった〝もって生まれたもの〟を、どうやってよりよく知り、どうやって最大限に活かし、どうやってそれぞれの目的を達成するのか?」ということに他ならない。そのために己の〝特徴〟を知ること、特徴を強みとして発揮できる〝文脈〟を見つけること、そして〝強み〟を徹底的に伸ばすこと、それらがなぜ重要なのかを私の子供たちに理解させるために、具体的に解説
では、希望とは何か?最大の希望は、「それでも選べる」ということだ。どのような特徴を持って生まれてきたとしても、人生の目的も、それに向かう道筋も、自分の人生をコントロールする〝選択肢〟を握っているのは実は自分自身しかいない。そのことに一人でも多くの人に気づいて欲しい
実は〝選べた〟のに、今からでも〝選べる〟のに、多くの人はそれでも選択しない。なぜならば、神様が〝選択のサイコロ〟だけは自分の手に委ねてくれているのに、それに気がついていないからだ。頭の中にない選択肢は選べない。しかし、もしも好きなことを選べたならば、ワクワク、ドキドキ、しびれるような達成感や、叫びたいような興奮に包まれることが、何度も何度もある!その興奮と感動が「やりがい」であり、人はそれを味わうために生まれてきたのではないか?と私は思っている。
問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。
自分の中に基準となる軸がなければ、やりたいことが生まれるはずも、選べるはずもない。
分かるということは、何が分からないのかを、わかることである
つまり君の不安は、分からないことをずっと放置してきた、後ろめたさの闇からあふれ出てきている
成功は必ず人の強みによって生み出されルンドであって、決して弱みからは生まれない
同じ特徴が「宝物」になるか、弱点になるかを決めているのは文脈である。
空気を読めないと言われる人の同じ特徴が、別の文脈では場に流されず自己主張がしっかりできるという宝物になる。臆病者も文脈次第で宝物になる。
キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている〝特徴〟を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということ
君の人生における時間の使い方として、その宝物を必死に磨くよりも大事なことが他にあるのだろうか?
最終的には同じような強みを持つ人達と比較される中で、相対的に秀でていかねばならない
オンリーワンとは、ある文脈においてのナンバーワンを刺す
会社と結婚するな、職能と結婚せよ
会社は君のアジェンダとは無関係の利害で存在するので、会社とは結婚できない
スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産だからだ
家は焼ける、お金は盗まれる、配偶者もいなくなる
君の中で蓄積される能力だけは、貴mにが健康な限りは常に君と共にあり、君のために生活の糧を生み出す
職能も永遠では無いが、それでも時代に合わせたアップデートを怠らなければ、最も永続性高く頼りになる武器となる
AIに合理化されるのは、創造的に頭を使っていない仕事
精神力にも体力にも、限りがある。それを長い年月、会社から言われた仕事でまんべんなく薄く分散して、5年や10年経った先に、君は何らかのプロになっているだろうか?「私はどこに勤めている」と言える人にはなれても、「私は何ができます」と言える人になっているだろうか?
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