今回はブランドについて、もう少し詳しく解説していきます。
なぜ夢の国には多くの人が集まるんでしょうか。
自身のパーソナルブランディングや、
あなたの商品や会社に利用できる(コーポレート)ブランディング。
両方に応用できるテクニックですので、是非活かしてみていただければと。
東京ディズニーランド(TDL)ブランド構築の方法。
今回は、東京ディズニーランド(TDL)を対象に解説してみましょうか。もちろん、東京ディズニーシーでもいいです。
東京ディズニーランド(TDL・TDS)には、多くのファンが付いているのはご存じだと思います。
僕も結構好きですし、笑
勉強対象としても、非常に参考にしています。
さて、
「東京ディズニーランドはどうしてあれだけのファン・信者を集めることができるのか?」
ちょっと考えてみてください。
・・・
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・・・
東京ディズニーランド(TDL)、高級ブランドより幅広い人を集める力があるといっても過言ではない。
老若男女。子どもからお年寄りまで。
某夢の国から得られるブランディングのヒントで、
一番強力なものをお伝えしましょう。
人やものをブランド化するポイントは、
「本当にそれ自体が喜びであることをやる」
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or
「本当の喜びであるかのように”魅せる”こと」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
です。
今回、分かりにくいと思うので、詳しく解説しますね。
ディズニーランド、
お客様を喜ばせようとして経営して(るように見え)ますよね。
ゲストを喜ばせようと、スタッフがあらゆる表現を駆使し、
歓迎してい(るように見え)ますよね。
でも、かならず根底には、
「稼ぐ」
~~~~~~~-
という目標が存在するはずなんです。
まあ、稼がないと潰れちゃいますから当然ですよね。
もしかしたら、
「あの施設を動かすには電気代と動員数の比が…」
「今日はキャラクターの人件費が…」
とか、裏では考えているかもしれませんよ笑
だけど、それは決して見せない。
お客さんを本当に喜ばせようとする。
喜ばせようとしているように見せることで、
お客さんは喜んでお金を払う。
ちょっと古い言い方をすると、完全なWin-Winの関係。
もう一度言いますよ。
「見せるもの・見せないもの」
を徹底的にコントロールしているんです。
お金を稼ぐために経営しているんですが、
お金のためにはやっていないかのように見える。
それは「表現」であり、「演出」だからです。
もちろん、演出とは嘘をつくものではありません。全てお客さんのためにやるのが演出。
あなたが喜んでお金を払いたくなっているもの、
いくつか例を挙げて考えてみてくださいね。
僕の出した例だけではだめですよ。
自分で例を出すことで、あなたの発想になりますから。
もう一度。
見せるものと見せないもののコントロール。
これがポイントです。
どんなものが頭に思い浮かぶものでしょうか。
次。
ブランドの戦略と人間の幸福(幸せ)の普遍性
ブランドと人間の幸せの関係性を考えてみたことはありますか。
決して宗教的な話をしたいのではなく。
人間が求めているものの話です。
もし本当に幸せが「個人的」なものだったらビジネスなんて成り立たちませんよね。
一人一人に完全に違うものを売らなきゃいけないからです。
つまり、求めているものにはある程度普遍性がある。
ここまで理解しておいてください。
じゃあAppleを例に出して考えてみましょう。
Appleに大根があったらそんなに信頼できなくなっていくと思う。君の名はの途中でドラえもんのタッチになったりサザエさんのタッチになったりしたら感動しなくなりそう。
それは専門性が薄まるから。絞り込むと先が尖り、人の心にぶっささるものが作れるけど、先を丸めすぎると刺さらない物が出来上がる。ここで「言葉をきつくするのか!」と勘違いする人がいるけど、それは相手の足の小指に鋭く刺さるだけ。痛い、という意味では残るけど、ただ痛いだけ。磨き上げた専門性によって心に響くんであって、ただ痛いものとは違うんですね。
日本刀を研ぐのが面倒になってガトリングガンを買ってきても、それ本当に満足できるのか?ということ。
ディズニーとの共通点とAppleが売れている理由
「自分がアーティストぽくなった気がする」ってのがあります。よく言われる例ですが、僕もそういった側面は自ら感じているような気がして言います。
じゃあアーティストっぽくなるってのは何か
本来の自分を表現しようとしている
んですね。
もちろんそれが全てではありません。あくまで部分です。
そういう要素が強いんじゃないかと僕は考えています。
Appleを使いこなしている俺っていいだろって要素を少し含むのではないかなと。
それを多くの人に与えることができる普遍的な要素がある。
もちろん、Appleじゃないとどうしても仕事にならないんだよって人もいるはずです。勘違いはしないで欲しいのですが。
多くの人はiPadを買い、、世界で見たら信じられない数いるわけです。
彼らが目指す本当の自分ってどこかに共通項があるんじゃないですかってことがいいたい。
人々が向かう先は何かを探さないといけないんです。
人々が本当に見たいものは何かを考えないといけない。
「本来の自分」「もっと良い自分」「もっと良い世界」は誰しもが持っている感覚です。
幸福って感覚が数千年の時を超えて、東西を越えて共有されていることからも分かるように普遍的なものを表現してるんじゃないですか?
という問題提起です。
ディズニーも人間の普遍的なものを表現してる
だからリピーターがすごいし、動員数が凄いはずなんですね。
結局ディズニーやAppleは何を表現しているのか
少し冒頭部分を見返してみてください。
じゃあ本当に演出でやっているのか?
ジョブズには特徴があります。子供だってことです。
子供は自分が楽しいことを好き勝手やってますね。
そのことが世界をびっくりさせることができるんだと本気で思ってます。
その意識が非常に強い。
ビルゲイツは非常に大人です。カリスマって感じでもありません。(凄い人なのは間違いないけど)
ジョブズの方が子供っぽくてワガママで分かりやすい。
孫正義も彼の暴走をどうやって止めるかってテーマが広がっているらしく。
もちろんあった事はないので正確性については100%ではないでしょうが、まあ何となくイメージで分かるでしょう。
「俺様は神だ!世界を救うのだ!」
って勘違いした意識とはちょっと違うんです。
「世界を驚かせたい」って純粋な意識に変えて欲しいんですね。
できるかできないかではありません。
そういう視点でみると思わぬヒントがあったりします。
世界をひっくり返すってなると
アメリカ・フランス・アフリカにも売らないといけないし、現地に行って調査しないまでも想像しますよね。ボリビアに行かないといけないかもしれないし、ガラパゴス諸島をイメージしないといけないかもしれない。
その妄想・想像が大事で、ブレイクスルーのきっかけになります。
人間の普遍性を考えるきっかけになります。
外国人が使うって前提でビジネスの中身をテストすると、それは一つのチェックポイントになります。
狭い発想から地球規模に視野を変えて欲しいんです。
グローバルに物を考えろみたいなありきたりな話ではなく、「世界を驚かせる」にはどうしたらいいかって視点を織り込んで欲しい。
彼らが本当にお金を払いたい物は今ここにはありません。まだまだびっくりしたいと考えています。
彼らが表現したい本当の自分は何なのか
本当になりたい自分はどんな自分か
今現状では何が不満なのか
を考えないといけません。頑張ってください。
ブランドは「どこ」に出来上がり生まれる物なのか
以前メルマガか忘れましたが、ブランドは顧客の頭の中にできあがるものと書きました。いきなり答えを書いちゃいましたけど、頭の中に出来上がるということは、
実力とかだけで決まるものではなく、 実はブランドを愛している人によって決まっている部分
もあるんです。多くの人は、そんな単純で、とても大事なことを見落としています。
誤解せずに読んで欲しいのですが、
あなたが大好きなインフルエンサーが持っているブランドと
あなたが嫌いな人が持っているブランド
どっちの影響力があなたにとっては大きくなりそうでしょうか。
本当のお金持ちしか持てないブランドと
誰でもすぐに購入できるブランド
どちらのブランド力の方が大きくなりそうでしょうか。この辺をヒントに考えてもらえると色々見えてくるものがあり、ブランドを眺める視点として面白いはずです。
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