コンサルティングって仕事を始めてから、僕は割とありがちな言葉を自分の定義に置き換えて、もう一度理解しようとしてるんですが、かなり言い得て妙だなあ、と感じるのは「歯車」です。
複雑な形の歯車は代替が効かない。でも他のマシンに移動しにくい。シンプルな形の歯車は代替が効く。でも他のマシンに移動しやすい。
会社のメンバーとかこうなってますよね。事業構造とかもこれ。
マシンの管理者に無理矢理違うマシンに取り替えられてしまう場合もあるし、自分から別のマシンにヒョコッと移動して別の場所で回り出す場合もありますよね。さて、あなたの人生や、組織や、運営しているビジネスの構造に歯車を置き換えて考えてみましょう。
大小様々な歯車が複雑な形やシンプルな形など、大小様々ごちゃごちゃと動いているはずです。その構造をあなた自身が動かす時、「歯車のサイズ」をちゃんと考えていますか?
デカくて重たい歯車をまずしっかり回してください。指先で回せるちっこい歯車ばっかり回さない。
脚を動かしてないのに指先でリンリンずーっとやってる人がいる。何かが上手くいかないときって力のかけ方が間違ってますから。
ベルも中に歯車入ってますよね↓
こういうやつ。
まずは前に進みたいなら脚の歯車を回せって話です。指先の歯車ばっかり回してませんか?
そして、あまりに一つの会社に最適化した特殊な形の歯車になると、他の会社や組織や市場で歯車として稼働できなくなりますよ。
そして、物事には多くの場合、主従関係があります。つまり、主の方、を徹底的にやっていけば、それに従属するものも勝手に処理されていくものです。
大きな問題が解決すれば、小さな問題は、どうでもよくなっていくはずです。逆に、大きな問題に目を向けずに、小さな問題ばかりにとり組んでいると、いつまでたっても、人生は改善しなくなってしまいます。 だからこそ、あなたの問題の中にある「大きな問題」から優先的にとり組んでいってください。
ある程度複雑な歯車を目指しつつ、汎用性のある歯車も手に入れておく。いつも言ってますが、大事なのは「バランス感覚」です。そのあたり、忘れないようにしていただけたらと思います。
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