フリーランスや起業家のセルフブランディングとは
2つの考え方をご紹介します。
- 超戦略的にやるか
- 素を出していくか
ですね。オススメしたいのはできる限り素を出していくこと。自分と離れすぎると継続できなくなってくるので、ある程度近づけることが必要です。
まずは戦略的にやっていきたいか、素を見せる形でやっていきたいかを考えてください。
もちろん、そのままの自分で売り出すなんてことはおこがましく傲慢な話なので、自分を高め続けること・勉強し続けることはどちらであっても必須事項です。
心地よくないものを減らせ
自分にとって心地よくないものを削り取っていく。イメージは彫刻のように削り出すこと。ベタベタくっつけていくんじゃない。
無理してベタベタ自分に鎧をはっ付けていくとどんどん行動が重くなるから。苦しくなる。
何を選ぶより何を選ばないかの方が情報量が多い。なぜなら世の中には選べない物の方が圧倒的に多い。
例えば、境界線を書かなかった画家はダヴィンチだけど、こんな感じでやらなかったことに着目することもできる。
ちなみに、あまり分かっていない人はやらないことをできないことと解釈してマウントを取ったりするかもしれないけど、そういう人はほっとけば良い。なぜなら、その人は批判を自分の仕事だと信じているので、観客席から色々投げつけてくる係。
何かをやらないこととできないことは一緒じゃない。
なりたい姿や自分が理想とする姿を
「あの人に頼んだら間違いない」
「あの人に頼れば大丈夫」
って思われる自分になることが大事。
このためには自分のモチベーションが下がる仕事を無理にやらないこと。仕事を減らす。顧客をゴリゴリ増やさない。
モチベーションが落ちて遅れたり、クオリティが下がったら後の自分にダメージがでかいですから。
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じゃあ具体的にセルフブランディングで何をすれば良いのか
具体的には、
なりたい姿を予め演じておく
ことが重要かなと僕は考えてます。
今の自分の延長線上の自分を今の自分が演じておく。伝わりますでしょうか?笑
ある程度自分のキャラクターを踏まえて決定するんです。自分が伴奏者タイプなのにリーダーを演じると苦しくなるし、先生タイプなのに支えることを良しとすると苦しくなる。
例えば、インフルエンサーになりたいのならインフルエンサーを演じる。
俳優になりたいなら俳優になった自分を演じる。
稼げるフリーランスになりたいなら稼げるフリーランスのライフスタイルを演じる。
ちょっと背伸びをすることで、道が開けていく。
起業家みたいな行動をしている奴が起業家になっていくんですよ。
今日からお前は起業家だから!よろしく!
と誰かにレッテルや肩書きを貼られて起業家になるわけじゃない。
今日からお前はフリーランスね!
と言われてフリーランスをスタートするわけじゃないですよね?
この趣味を始めてください!
と言われて趣味を始めるわけじゃありません。何かをはじめるのは自分の「意志」の問題ですよね。
なので、どんな結果にも全て意志が先にあります。そして、ちょっとの背伸びをお忘れ無く。
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ビジネスやブランドにストーリー(物語)が重要だと言われる理由
人間は物語で理解するから
人間は物事をストーリーで理解していると言われています。脳は断片的な情報を整理してストーリーにするのが仕事と脳科学では言われていたりします。
1192作ろう鎌倉幕府ってやつですね。
ビジネスのコアと色々な価値や顧客との「関係性」をどういうシチュエーションで見せるのかって考えたときに、物語を語ることが一番簡単なんです。難しいと思われがちですが一番簡単なのが物語ることです。語り部になりましょう。
物語にすると単純に多くの情報量が記憶できるから
つまり、人間の基本的な記憶の方法なので、多くの情報量を受け取って貰えるようになる。あの老舗はOOでつぶれかけたけど、OOで再起して、今はOOでトップらしいよ。と、まとめて情報が入ってくるようになるんですね。
単純にタイムラインに並べて見せられたところで、それを覚えることは大変です。
だからストーリーに乗せることが重要なんですね。ストーリーとビジネスを鎖のようにがんじがらめにしてしまう。
物語単体にも価値があるから
そして、「物語それ自体」にも人間は価値を感じます。でなければ、小説を読みますか?お金を払って映画を観ますか?
つまりそれは、ストーリーを求めているからなんですね。
ストーリーは人生の縮図でもあるので、人間はできるだけ多く取り入れておきたいんです。
例:宝石
例えば結婚指輪やダイヤにも物語がついてる
貴族の証でしたとか、給料の2ヶ月、3ヶ月分ですって言われたり、地中から長い年月をかけて結晶化したとか、こんなカットを頑張りましたとか、「ダイヤです」「とても固い石です」って言っても恐ろしいほど売れないです。
「物語」があればとにかく高く売れる
例:カメラのバッテリー
ただのカメラのバッテリーも
メルカリでバッテリーが届いたんだけどエモすぎんか pic.twitter.com/iJ0T2wDTQn
— さのかずや (@sanokazuya0306) June 18, 2018
このように物語を与えることができる。物語は立ち現せるものであって、勝手に振ってくるものじゃない。もし物語を生み出せないのならもっと軽やかに視点を移動させてみよう。
ナイキのブランディング
スポーツ選手をかっこよくして、そのスポーツ選手に靴を履かせて、靴をかっこよく見せる。これも一つのストーリー。靴のかっこよさを語ろうとすると小難しくなる。評論文章みたいになっていく。だからストーリーに載せないといけない。
僕はこう思いました!だと読み手の物語が始まりません。そこを相手にいかにバトンを渡していくか。
物語とは描写すること
未来の描写であり、得られる物を描写すること。それを活き活きと関係性を持って描くことが物語。これさえ上手くなればビジネスでは失敗しようがなくなってくる。
商品の価値をAppleのように物語で伝えることができるのか、ただ単に機能の羅列として語るのか。
Appleに大根とかきゅうりとか売ってたら多分そんなに信頼できなくなっていくと思う。それは専門性が薄まったから。絞り込むと先がとがって、人の心にぶっささるものが作れるけど、先を丸めすぎると誰にも刺さらんものが出来上がる。ここで「言葉をきつくすれば刺さるのか!」と勘違いする人がいるけど、それは心には飛んでいかず、相手の足の小指に刺さるような独りよがりなものができてる。それだととがってても届かない。
ビジネスは細部で大きく価値が変わってくる。
例えばホテルも泊まるという機能の部分は同じでも、細かい細かい「細部」がこだわり抜かれていることで、価格は10倍以上に上がる。
細部に力を入れよう。
ものやサービスが売れる根本的な原理原則とブランド力を高めるコツ
花粉症とかダムみたいなもの
ゲージがある
それが限界を超えると買う
よくある例えで水
めちゃくちゃ喉が渇いてくる
まだ買わない
砂漠でもう干からびて死にそうってなったら1万円だったとしても誰でも買う
ブランドイメージ・好意度の方向にもこれはある
そのブランドがめちゃくちゃ好きになる
とにかく好きになる
→買う
一定のゲージを超えないと買わない
なぜなら「お金払って逃げられないかな?」「本当に満足できるのかな?」とかそっちが心配になるから
このゲージを上昇させるために色々なテクニックがある
でも本質は花粉症だと思ってもらっていい
購入タイミング、ブランド=花粉症だとしたら何が大事なのか
大量に好意度を投入すること(1日の花粉の量を増やす)
持続的に好意度を投入すること(花粉の時期を1年にする)
最初から好きになって貰っておく(産まれながらの花粉症にしておくこと)
対策をさせないこと(マスクを取ってもらう)
の4つ
これで整理して貰えればシンプルで分かりやすくなると思うし、実践的だと思う
ブランドの特性と種類について【美学のあるブランディング】
何度かブランドについてのお話しをしてきましたが、
もうちょっと踏み込んでお話しを。
強いブランドは大きく分けて2種類に分解することができるような気がします。
ちょっと考えてみてください。
※良い面、悪い面から
・・・
僕が思うに、強いブランドの2種類の性質は
恐怖を与えるブランドと
勇気を与えるブランドです。
例えば、悪徳な宗教みたいなものや、暴力的な支配が前者にあたるでしょうか。
後者は、ブランドのメッセージを受け取るだけで、
「もっとこのブランドにふさわしい人間になりたい」と思えてくるようなもの。
恐らく、両方の事例を見たことがあると思います。
それぞれを、可能性を塞ぐブランド、可能性を拡げるブランドと言っても良いかもしれません。
もちろん、あなたに目指して欲しいのも、後者のような「勇気を与える」存在です。
周囲に勇気を与えるような人間になって欲しいという思いで、
このメルマガを常日頃発信しています。
で、結局の所、「勇気を与えるブランド」は何が違うんでしょうかね?
コアの部分を見つけてみてください。
もう一度シンキングタイム。
・・・
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美学があるかどうか。
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美学のあるブランドに、人は勇気づけられます。
さて、あなたには、美学を持って本気で伝えたいことがありますか?
美学がないブランドは、「危険思想」や「詐欺」と紙一重なんです。
あなたの好きなブランドには、必ず美学があるはず。
なので、あなたにも美学を持って欲しい。
あなたの提供する商品、サービスにも美学を持って欲しい。
僕はそう願っていますよ。
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