社会起業家は何がどう難しいのか
社会起業家になるのは何がどう大変なのか、どう難しいのかをこの記事では整理してみました。
僕の経験や話を踏まえて、全体像を考えてみると面白いかなと思います。
普通の人は一般起業をして寄付をした方がいい
厳しいことを言うようですが、普通の人は一般起業をして稼いだお金を寄付に充てたり、ボランティアしたりした方がいいです。
もちろん、社会起業家のことは僕自身も大変尊敬していますし、著作を沢山チェックしています。ただ、社会起業それ自体は凡人にはちょっと厳しいのではないかなと考えていて。
なぜなら、社会起業の課題はごっちゃごちゃだからです。
もの凄く構造が複雑で、課題解決方法もシンプルではないですね。ニーズや解決策が鎖状に複雑に絡まり合っている。
普通の起業で成功できない人が社会起業で成功できるかと考えるとちょっと難しいでしょうね。
まず僕の考えるおすすめのルートはビルゲイツ。しっかり一般起業で稼いで、そこで稼いだお金を寄付や研究開発などに回す。
世界で一番社会起業で貢献しているのはビルゲイツって仮説があったような。
社会起業は企業のワールドカップ
オリンピックでも何でも良いですけど、「普通の人」が「副業でちょっと稼ぐこと」の比較にならないくらい難しいはずです。まず、副業でいくらか稼げていますか?と聞いてみたいです。
ダイレクトに顧客ニーズを満たせていますか?と聞いてみたい。
自分で価値を生み出したことはありますか?と聞いてみたい。
家族への説得は全く問題ありませんか?と聞いてみたい。
一番深く知っているはずの家族を説得できないのなら、クライアントの説得はすごく難しいでしょうし、例えば、リアルタイムで苦しんでいる人に余裕を持たせながら、その人達を説得するのはもっと大変でしょう。
そして、家族はあなたの裸の実力をある程度把握しているではずですから。応援してもらえていますか?
どうしてもやりたいなら手伝いでただ働き・ボランティアすること
- タダでできることにどれくらい情熱を注げるかどうか
- 行動量や考えを間近で見ることができる
- リスクが小さくて済む
などなど、こういった要員から手伝ってただ働きしてみることもおすすめ。ただ働きというと聞こえは悪いですが、ボランティアですね。ボランティアは人のためじゃなく自分のためにやるんですよ。ボランティアを通して自分の考えを知ったり、考えの癖を理解したり、他人の能力と自分の能力の差を把握したり、関係性を築いたり。
長々と社会起業の大変さについて書いちゃったけど
これだけ読んでまだやる気がしっかりあるのなら、やったらいいと僕は思ってます。もちろん、僕にあなたの行動を止める権利はありませんから。
難しい方が燃えるって場合もあるでしょう。
ただ、もしまだ準備に期間があるのなら、まずは小さく稼いでみること。
自分の力で1万円でもいいから稼ぐこと。
※本当は最低でも月30万円くらいはスモールビジネスで稼いでおいて欲しいんですが。
起業したらお金は「もらうもの」じゃないです。人を喜ばせて、人を助けて「稼ぐもの」なんです。財務部が決まった日に振り込んでくれるものじゃない。
「仕事」だってもらうものじゃなく、自分で生み出すもの。
ある程度「自分で稼げるか」どうかを、社会起業に挑むバロメーターにしてはいかがでしょうか。
そこだけ問題なさそうであれば、あとは勢いですかね。
もし本当に挑むなら、10年後より今の方がパフォーマンスを出せるはずですから。
やりたいことをやらずに後悔するのは後悔の大きさがでかい。
なので、社会起業には充分な準備ができたら挑んでみてください。
もしくは、すぐにでも一般起業を始めてください。
ではでは、応援しています。
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