まず、戦略の構造をきちんと理解すれば、
「ああ、当たり前のことをやればいいだけなんだな」
ってことが分かるはずです。
突飛で斬新な戦術というのは、再現性がない。 再現性がないものをやっても潰れます。ですが、まともな戦略は勉強さえすれば、ビジネスの体系を理解しさえすれば、 ある程度誰にでも生み出すことができます。
つまり、論理の部分です。 論理的に導けるものというのは、再現性があるものということです。 僕にしかできない方法で他人のビジネス成功させても意味ないですよね。
だって、僕がいなくなったらそのビジネス回らなくなっちゃいますから。 だから僕は戦略の部分をより重視するわけです。 戦略さえきちんと組めば、戦術はありきたりでもうまくいくんですよ。
いわゆる一発屋、これは、戦略ではなく偶然思いついたド派手な戦術に頼るから そうなるのです。 目立ちたいのであれば、戦略を固めた上で、やるようにしてください。
僕がやってきたことだって、ド派手ではないですが、 それなりにインパクトはあると思います。
まずは戦略ありき。 心に留めておいて下さい。
ビジネスや仕事や新規事業、戦術と戦略の関係性
まず戦略論は「戦争」が源泉なので、単純にするには相当の応用力が必要です。つまり、本質や互換性に気が付く感性が必要ってことですね。
「どうやって敵を殺すか」をビジネスに応用するかって相当めちゃくちゃなことを言ってるんですよ。ライバルはいます。だけど完膚なきまでに叩き潰すみたいな考え方は今更ですし、時代にはそぐわない。
ビジネスは本質的に仲間を増やしていく活動ですから。自分の商品やサービスを使ってくれる仲間を増やす。
最終目的は自社のファンを増やすわけであって、ライバル会社にマシンガン持って、踏み込んでぶっ壊すわけじゃないですよね?w
ターゲッティングって言われるように「標的」になっているのは間違いですし、戦略論で語られるような「攻撃対象」になるってのは根本的に間違いです。
自社が生き残っていればライバル会社があるかないかなんて関係ないんですよ。目的は自社にしっかりキャッシュが残って生き残るかどうかであって、ライバル会社が壊れるかどうかじゃないですから。
そして、軍事理論は完璧に合理的な人間って前提で作られていますが、人間は限定合理的です。
このあたりを頭にまずは入れておいてもらって、この先を読み進めていってください。
戦術と戦略を考える前に現代ってどういう時代だろうか
100年前の戦争があった時代の前提とはだいぶ違う。「合理的に解明」できることなんてほとんどないんだと分かってしまったんです。
そういう時代において計画を立てるにおいて何に気をつけないといけないか
答えは一つに決まらない
ということです。
人によって重要な事は違うと思いますが、一つこの視点だけは持っておいてくださいって話ですね。ジョンボイドって有名な現代の軍人がいました。もっとも意志決定軍事戦略とかに採用され、クラゼヴィッツを越えたとも言われています。
この人が最も重要だっていってることは
作戦のスピードを上げること
つまり、意志決定スピードを上げろと。
何かを認識し戦略を立てて意志決定するってことです。このスピードをとにかく上げろっていってます。
実はこれ、我々には一番難しい
- やっつけ仕事になるんじゃないか
- 不十分になるんじゃないか
- 怒られるんじゃないか
- クレームが入るんじゃないか
って恐れを感じてしまうからです。教育の弊害ですね。組織が大きくなるほどどんどんできなくなっていくし、これが大企業病の原因とも言えるでしょう。今この世の中に必要なのは作戦テンポなんだって言ってるんです。
なにか大きなヒントをくれているような気がしませんか?
そして、これをビジネスに応用すると全くその通りだと思います。現代がどういう時代かってさっきの話題に戻るんですが、我々が非合理的であることが説明されたために、
覆っていた不確実性がようやく明らかになってきたんです。
我々の現実は不確実なものしかないっていっても過言ではないです。不確実性がこの世を覆っています。
絶対事前には分からないんです。やってみて始めて分かるんです。
いくら考えても一定以上は無駄だから!ってことを頭にたたき込んでおいてください。
考えているといっている場面で多くの場合悩んでいるだけです。
例えば戦争では
敵はどこに隠れているか
相手の武器は何か
これらの不確実中の不確実で戦わないといけないですよね。万全だ!ってやっても全く予期しないところにゲリラが潜んでたりするわけです。
で、なぜスピードを上げた方がいいか。
1つ 修正しやすいじゃないか
2つ 数打ちゃ当たるだろ
ってこと。もしかしたら、企画を立てるって部分に通じるかもしれないですよね。
1年間練りました あたるかあたらないか?うーん、分からないなあってやっていたら、その間にだいぶ世の中変わってますよ。
じゃあ、1週間に1個企画だしてるとします。あたるかあたらないからわからないけど、年間50個強になりますね。まあ少なくとも2-3個はあたるでしょう。
現代において不確実な状況がこれだけ支配してるのであれば、勝ち目のない相手に延々挑むのであれば、「軌道修正」と「フィードバック」で数打ってやってほうがいいでしょっていってるんです。
これが戦略を立てるときにも凄く大事な考え方です。
完璧な戦略なんて絶対に立てられないので、テスト前にノート綺麗だけど点数取れない奴と一緒であり、大事なのは実現可能なのかどうかって部分。自分が立てた目標・理想・利益が達成できるのかって話です。
戦略の美しさを自己目的化してはいけなくて、あくまでも冷静に現状把握して、どんどん実行すれば不確実な現場が可視化されます。
色々なことが実行によって分かるようになってくるんです。
最終的に現代においてはもっとも近道だと教えられてます。極めて評価の高い偉人から学ぶことが大事ですよ。
つまり何が言いたいかというと、戦略なんて気にしてないで行動しておけってこと。笑
あなたは周りにいる成功者より本当に行動してるんですかってことです。
頑張りましょう。
なぜディズニーランドはブランド力を付けられたのか【TDLブランディング戦略と方法】
※この辺りも面白いかもしれません。
戦術と戦略。差別化したいなら「OOでない」「必要ない理由」を考えることが大事です。
あなたがポルシェの社長なら
ベンツやトヨタや日産やフェラーリやランボルギーニやVWやMINIじゃだめな理由を考えることです。
いらない理由を考えるってことです。
「足し算」ではなく引き算。
「何でもやる」のではなく優先順位。
OKですか?
どう売っていったら良いのか、、、どういう特徴があれば売れるのか、、、じゃなくて、あなたの商品やサービスがいらない理由を考えてましょう。
僕は「人を稼がせる」って分野でも活動してますから、与O翼やイケOハヤトじゃだめなの?って話になってくるわけで。w
ああいうのはかっこ悪い。
楽して稼げる方法もなかったし、1時間で10万とかないのは元から分かってる。
もう散々騙されちゃった。
普通にビジネスして稼ぎたい。
って方が僕のターゲットです。
人を喜ばせながら稼ぎたい人。
「魔法はない」ことをちゃんと理解している人。
普通に個人事業とか新規事業を伸ばしたい人。
実践的&斬新な捉え方でビジネスを理解したい人。
そういうターゲットにとって、僕のサービスしか解決手段がないんです。
だから売れます。簡単なことです。
あなたのビジネスや商品やサービスについて、「これはOOである!」を定義するまえに、徹底して「他のOOでない理由」「あなたの商品やサービスが必要ない理由」を考えてみましょう。
例えば、Windowsがあるからマックなんていらないのでは?
とか、
クラフトビールなんていらないのでは?
とか、
このミネラルウォーターがあるからお茶はいらないのでは?
とか、
コーラがあるから三ツ矢サイダーなんていらないのでは?
とか。
そうすると、
いやいや、「この問題や欲は既存サービスじゃ解決できないな」って部分が出てきます。
必要な理由を考えるのではなく、必要ない理由を徹底的に考えてみる。
こんな感じです。簡単にできますよ。
あなたの商品やサービスが「いらない理由」を考えると、「固有の価値」が見えてきます。ぜひお試しを。
戦術と戦略のテクニック。おまけで差別化する
おまけは実は本編以上に競争力を持たせることができます。
だからそこで変なノベルティボールペンをあげてもまったく意味がありません。(ないよりはましかも)
なので、コモディティ商品ほど差別化しないといけないんですね。
・メーカー保証以上の店舗独自の保証システムとか
・返品システムとか
商品力を高めるための重要な一手だったりします。
映画のDVD 特典映像があったりとか グッズだったりとか、握手券が付いていたりとか。
色々なおまけを調べて、自分の商品に応用できないか考えてみてください。
戦術と戦略の基礎。信念や情熱や想いで差別化する
同じような約束 緊急性 商品の内容なら必ず想いを感じる販売者から買います。
全く同じ楽天のショップだったとして、送料も同じ、価格も同じ、ポイントも同じ、到着日数も同じなら最後は店長の思いとか経営者の理念に共感できるかどうかで比較するはずです。無意識的かもしれませんが。
「本気でやってます」
これが言葉以上に伝わってくるところから僕らはものを買いたいんですね。
ただ、情熱や重いがないのに作らないでください。あとでしんどくなるのは自分ですから。
スタイリッシュに熱く売る。クールヘッドとウォームハート。
例えば開発者の思い→AppleのCM 覚悟 決意 思いが伝わるはずです。
でも、空回りした決意とか覚悟ほど胡散臭く見えます。社員でもなんでも、やる気あるんですって言ってるのはすぐ辞めます。
ふつふつとした信念とか事実とかを淡々と書いてるだけで覚悟を示せたりする。空回っているのは全く違う性質ですから。
言葉が上手すぎるセールスマンとか、項目として覚悟とか決意があるわけじゃないですよね。
全てにおいて伝わるかどうかが大事です。
だから、形式上ボーナスついてますは競争力にならない
買わなきゃバカってオファーができるかどうかが凄く大事です。
戦術と戦略を考えながら、「企画や切り口」で差別化する
オールインワンにするか
特化した物にするか
色々考えることができるかと思いますが、
とにかく「企画力」と「コンセプトの力」に収斂していく
現代は切り口がないと見向きもされない
キングダムや鬼滅の刃やONE PIECEはブームになるのに、どうして歴史の教科書はブームにならないのかを考えてみると面白いと思いますよ。
戦術と戦略を勉強したら、無視する力を
沢山の人の意見を真摯に聞き、全て無視して決断する人がリーダーになります。聞かない=独断ではないことが大事です。
全部の意見を捨てるわけじゃなく、聞いた上で独断で決定する人。こういう人がリーダーとなるんです。調整という視点が要らなくなるからですね。
強引に引っ張るんじゃなくて結果を出せること
人々が望む世界を見せること
が大事です。
じゃあ意見を真摯に聞かないとどうなるか?
、、、反感をかわれて追いやられるのがオチですよ。
戦術と戦略のテクニック。価値があるはずなのに見落とされている視点から見ろ
見落とされている視点を探すことです。そしてその視点から商品を伝えること。
その視点をどれくらいの人が受け入れるかで経済圏の流れや大きさが決まります。
戦術と戦略を理解したいなら、トレンドを読め
トレンドを読み、アンチをねらうって方法が考えられます。一般層にアプローチするよりそっちの方が簡単かもしれません。
具体的にどういうことかというと、
トレンドがあると逆トレンドが生まれますね。
そして、トレンドはかならず一過性の物です。反逆者・アンチ・ひねくれ者は一定数以上出ます。
カウンター戦略として、その人達が向かう先を確保しておくことです。
つまり、逆トレンドを読むってこと。長期政権的にやるにはでかい流行になると反動が大きいですから。細く長くやっていくこと。
戦術と戦略を学ぶなら「オリジナリティ」のある言葉に変換する癖を付ける
オリジナリティだけだとただ変な物になって意味がないので、ビジネス的に考えるなら、そこから機能するフックを入れることが重要です。
ちょっとずれますが、村上春樹のこの名言をどうぞ。
何がオリジナルで、何がオリジナルでないか、その判断は、作品を受け取る人々=読者と、「然るべく経過された時間」との共同作業に一任するしかありません。作家にできるのは、自分の作品が少なくともクロノロジカルな「実例」として残れるように、全力を尽くすことしかありません。つまり納得のいく作品をひとつでも多く積み上げ、意味のあるかさをつくり、自分なりの「作品系」を立体的に築いていくことです。村上春樹
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意識高い系やマーケティングや横文字が気持ち悪い(と感じる)理由を経営者が話しておく
USPや差別化では不十分 同じ穴の狢になるから
最後にこれからの時代に必要なのは「権威化」です。定義をアップデートしていってください。あるコミュニティにおいて、自らをリーダーとして権威付けていくことが必要になってきます。
時代が求めるリーダーの特質は?
時代に求められているリーダーの共通点は?
それを考えて行動してみてください。
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