本質思考の5つのトレーニング
抽象化・原点に戻る・分解する・アナロジー・優先順位付け
について今日は解説します。
この記事自体が本質思考とは何かのヒントになっています。考えてみてください。
本質思考のトレーニングその1 抽象化する
プードルとダックスとポメラニアンと柴犬の本質は?
犬
じゃあネコが入ると?
ペット・家族・野良
じゃあ馬が入ると?
哺乳類
じゃあワニが入ると?
生物・動物
つまり、「本質」には段階と場面別に「最適度」がある。たった一つの本質を考えることは難しいのかもしれません。
友達とバカ騒ぎしている場面なのか、自室で難しい本を読んでいるのか、会社の戦略を考えているのかで本質思考度のレベルを自由自在にコントロールすることが必要。意識しているか無意識的かで思考の深まりが全く変わってくると思う。
僕は文章を書くときにもできる限り抽象度をコントロールしている。分かりやすい文章から本質を突いた文章までかき分けることで、お客さんの層を広く取ることができる。
俗に言う「マーケティングファネル」のような構造を色々な部分に応用して考えてみましょう。
本質思考のトレーニングその2 生まれた起源にもどる
スマートフォンはなぜ生まれたの?ガラケーは?肩にかける電話は?
Googleはなぜ生まれたの?検索エンジンは?インターネットは?
メルカリはなぜ生まれたの?ヤフオクは?個人取引の原点は?
OOはなぜ生まれたの?
をひたすら源流に向かって遡っていく。川が始まる場所を調べる。勉強する。原点に戻る。
とにかく疑問や興味を持つこと。
掘り下げて掘り下げてまた掘り下げていって、それが本当にはなんであるかとか、自分にとって何であるかを理解していく。
過去から現在に至るまで、変わっていない物はなんなのかと考える。
そういう視点を得ることによって、普遍的かつ本質的なるものが見えてくるはず。
本質思考のトレーニングその3 要素を分解してみる
パソコンという要素を割ってみる。キーボード、マウス、ディスプレイと割っていくのか、もしくは、OS、ハードウェアと割っていくのか。
色々な割り方で考えてみること。
これはデカルトのアプローチと言われてます。
「方法序説」デカルト
↑この本。
この本はとにかく細かくしろ!って言ってる本。短いしそこまで読みにくい本でもないので一度目を通してみると良いと思います。
僕は高校生くらいの時に始めて読みました。理解はできなかったけど、ニュアンスは掴めるくらいのレベルのそこまで難しくない一冊。
本質思考のトレーニングその4 アナロジー
アナロジー=類推のことですね。
つまり、「他の場所でも活きるか」に考えを巡らせてみること。
ZOZOTOWNの戦略が別業種でも使えないか?「保守的な業界・場所・地域」を他の何かに活かせないか?別の会社の攻め方を活かせないか?
を考えてみること。
本質思考のトレーニングその5 優先度を付けてみる
やることが10個あったらどれからやるかを優先順位付けしてみましょう。
それを減らせば減らすほど、本当に重要な部分にフォーカスすることができるようになる。
自分がコストであるという認識さえ持っていれば、仕事を減らすことは良いことだと考えられるはずなんですよ。
例:やることが10個あったとして、1番目のものに1時間投下すれば100得られます。10番目のものに1時間投下しても1しか得られませんとなれば、かならず優先順位が高い物に集中し、下の物は削っていった方が合理的なんです。
これは投資哲学的な考え方です。リスクを分散しつつも、できる限り高いパフォーマンスが出るものいくつかに絞り込む。
優先順位を絞りましょう。
本質思考とは。鍛え方とトレーニングをまとめ
ぼやっとした物事を分解したりまとめたりする
時間軸をずらしてみる
場所・空間・業種・業界をずらしてみる
優先順位を付ける
以上。考える時にはぜひ試してみてください。
挙げようと思えばいくらでも出てくるのですが、いくらでも紹介することには全く意味がなく、実践してもらうことだけに意味があるので。
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