今まで何度か事業計画書はいらないよって話をしているかと思いますが、もうちょっと深い部分まで紹介していきますねー。
例えば独立するする詐欺
飛行機で延々滑走路をぐるぐるしてる状態、一旦止まるか一気に飛び立つかした方がコストがかからない。独立して失敗する人がほとんどなのに、軌道修正を前提としないのはなぜなのかって思ってます。
飛び立ってから気流の影響だのなんだのを考慮して軌道治さないと、目的地に到着するわけがないはずなんですけどね。
事業計画書なんていらない。もっと動物的に、生々しく事業や仕事はやっていい
計画書倒れ=真面目なんです。真面目すぎる。
変えて失敗したらどうしよう…先が見えない不安…から、必死で計画してしまう。計画ばっかり立てて行動に落とし込めない。必要なのは「ライブ感」なんですね。
例えるとしたら、ビジネスに対する嗅覚とか直感力に近いと思っています。直感力を養ってください。
ただもちろん、僕の周りは計画書倒れしてしまう人が多いってだけで、もともと感覚的すぎる人はちょっと計画的に。つまりは何事もバランス。職人の世界は必ず感覚があるはずです。
真面目なタイプはもう少し感覚的に。感覚的ならもう少し計画的に、ビジネスを作っていくこと。
あと、面白い一節があるんだけど、とある行動経済学者が新年の誓いって意味ある?って聞かれたときに返した返事が「すごくあるよ、一週間くらいはね」と。つまり、計画の無意味さと、希望的観測について分かりやすく話してくれていると僕は思う。
マーケティングとクリエイティブの融合
ビジネスは計算出来ない部分が非常に多いんです。だって最終的に購入を決断したり、サービスを利用したりするのは自分以外の人間ですから。
極めて「人間的な活動」がビジネスなんですねクリエイターはよりマーケティング寄りに、マーケターはよりクリエイティブ寄りになり続けないといけない。
事業計画書はほぼ数字ですから。
事業計画書より大事なことは?
僕は事業計画書を書く前にやって欲しいことが沢山あるんですよ。例えばこれ。
フリーランス・起業家・個人事業主はブログを書く習慣を身につけよう
「これから起業」の段階で計画書を書いても全く違うところにたどり着いてしまう可能性があります。進めながら方向性をすりあわせていくことが大事。
いきなりガッチガチの事業計画書を書くと、「僕の考えた最強のプラン」以上にはならない可能性がある。
特に、ビジネスを始めてすぐなんて、スポーツで言うところの初心者です。いきなり日本代表として通用するキックが備わっているか?というとそうではないはず。ビジネスなんてどれだけ丁寧に計画を立てても外すんですよ。
なんでもいいので暗闇の中で小さく脚や手を前に出してみて欲しい。で、やばそうだったら戻すを繰り返す。動かしてやばそうならちょっともどる&方向を変えるを繰り返す。
崖から落ちたとしても落ちるまでにまだ時間がありますから。
僕は事業計画書を「カーナビ」みたいなものだと思ってるんですよ。
事業計画書に頼って、目の前の「工事中」を無視して突っ走るのかって話です。崖があるのが現実に分かっていて、崖が目の前に見えていたとしても、そのままカーナビに従ってアクセルを踏むのかってこと。
常に現実を優先。事業計画書はカーナビ。ノートばっかり綺麗でも点数が取れなくては意味がないですから。そして、計画なんてするより実行した方が遙かに現実を正確に捉えることができる。
この世界は不確実性が覆っているんです。経済学が前提としているような完全合理的な人間はいない。なので常に実行することを最重要におかないといけないんです。
事業計画書の美しさを自己目的化し、手段と目的が入れ替わらないようにすること。目的はあくまで事業が成功したり、仕事で貢献したり、自己実現をしたりすることなはずなんですね。
ここでナポレオンの言葉を引用します。
ナポレオンは、「偉大な指揮官の業績を好機と幸運の賜物にするな。それは常に冷静な計算と勘による」と「金一言集」で言い残しています。
「ロジックと直感知」を突き詰めろって言ってますね。どんなにやる気があっても合理一辺倒で立てた計画は、上手くいかないことに遅かれ早かれぶち当たるんです。
事業計画を綺麗に書くのは1つの手段でしかないんです。一応タイトルではいらないと書きましたが、あってもいいです。でも、それを目的化しないでください。
それだけはしっかり覚えておいてください。
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