僕が考える、多くの人を見てきてた結果、どうやったら知識を効率よく増やし、頭を良くすることができるのか。
大人になっても頭を良くする方法を話す【頭が良くなる方法・思考力の伸ばし方】
昔は勉強嫌いで授業中に寝ていた僕ですが、最近は何かを学ぶことや勉強することが楽しくて仕方がないわけです。分析や物事の本質を捉えること、読むことも好きです。
大人になってから頭が良くなる方法とは
で、「大人になってから頭が良くなる方法」ってテーマで今日は考えていきたいと思うのですが、頭が良くなることを「何らかのパーツをガッチャンコ」していくことと考えていませんか。
よくよく考えてみてもらえたら当然なのですが、人間は「パーツ」でできている生き物ではありません。
一つの総体として成立しています。つまり、SDカードやUSBメモリを差し込むように進化しているのではなく、OSやアプリのアップデートがかかるように進化しているという考え方に切り替えて欲しいし、その方が妥当。
当たり前ですが、人間の進化は腕が増えることや口が増えることや目が三つになることや脳みそが増えていくことを直接的には意味せず、(もちろん将来的にはそうなるかもしれませんが)
同じ「一人の人間」として姿形を変えずに進化していくからなんです。
- 頭で考える癖を付ける
- 脳トレをする
- 正しい生活習慣を付ける
とかは一見それっぽく言っているようで何も言っていません。これが検索上位に出ていて、僕はちょっとした日本に対する絶望を覚えました。w
勉強・頭が良くなる方法や習慣とは何なのか
「知っている」と「分かっている」の違いについてここではお話ししていこうかなと思うのですが、頭が良くなるには知識を増やすことではなく、動的かつダイナミックに自分を変化させることが大事だと考えています。
つまり、「頭が良くなること」は変化であり過程です。
「変化させていくこと」が重要なのであり、決して「何かをポコポコ集めること」それ自体が重要なのではありません。
言い換えるなら「唯一の答え」「正解」を探すこと自体がそもそも間違いであり、常に暫定的な答えをアップデートし続けているのかどうかの「姿勢」が大事です。
アップデートをしないことをちょっと言い換えるなら、ノートを綺麗に取ることが目的化され、学ぶことそれ自体に目的がないあの感じ。テスト範囲にばかり注目して、成長することには目的のないあの感じ。
で、アップデートとは、超基本的な哲学的態度のことです。哲学というと役に立たないとバカにしたり、人生に役に立たない物だと一部考えているような人もいるようですが、全く違います。
人間とは何か、人生とは何かみたいな真理を考えるのは形而上学であり、哲学は「知を愛する学問」や「疑問に答えようとすること」と定義されます。
なので、ちょっとした困ったことにも哲学的思考を応用することができます。
「なぜOOなんだろう」に丁寧かつ精密に答えようとすること。それが哲学だと言い換えてもいいでしょう。
頭を良くする訓練や知識を増やすことに、そもそも意味はあるのか
そもそも現実というものは変化であり過程であるわけです。動かないもの、変わらないものは何もない。
人間は限定的に合理的な生き物であり、常にロジカルな考え方をしながら動いている訳ではありません。
経済学で前提とされているのは完全に合理的なホモ・エコノミクスという生き物です。でも、人間はそもそも合理的じゃない。ある一定の条件でしか合理的に振る舞えないんです。
となれば、そんな中にあって、一体いつ 「単一」「静的」「硬直化した」知識が必要になるというのでしょうか。
それこそ、学校のテスト以外では思いつかないのではないでしょうか。
学習は動的なものであり、我々を変化させるものです。変化させずに何らかの所有物を増やす行為は、学習とは呼びません。 単なるコレクションです。
じゃあ本当に頭が良くなるには、どうしたら良いのか
そもそも論。頭が良くなってどうしたいんですか。その辺りを考えてみたいなと思うんですが。
頭が良くなるとはどういうことなのか。頭が良くなって他人から評価されたいのか。
僕は「頭の良さを、他人のために使える人」を頭が良い人だと考えています。
例え頭が良くとも、言葉で丸め込み、他人を平気で傷つけるような人間は、頭が良いわけではなく単に「嫌な奴」「近寄りがたいやつ」「力を借りたくないやつ」に成り下がっていくからです。
話があまりにも発散しそうなので元に戻しますが、正しく脳を使える人というのは、なんであれれ、真理に到達しようとしている人だと考えています。
※ここでは真理と書きましたが、本質と考えてもらっても構いません。
- バットの振り方の真理
- 副作用が少なく小さく、作用が大きい治療薬の作り方の真理
- 切れ味の良いハサミ鍛冶の真理
- ラケットで正確に相手のコートにボールを打ち返す真理
- 効率よく沢山の充電ができる電池にたどり着く真理
本質に到達しようとすることが僕は本当に頭を使うことだと思うのです。そして、本質なんて物はそうそう掴めない。
であれば、これらの共通点を考えてみると、
人を幸せにできること・人を快適にすること・人を楽しくすること
が暫定的な共通点と考えても良いのではないでしょうか。もちろん、これも今のところ分かりようがないのですが、少なくとも人を傷つけて楽しんでいるような人が、真理に到達できないのは間違いありません。
本質に気が付くと、人を引っ張っていくような重大な問題が山積みになるはずです。そうすると重箱の隅をつついている暇はないんですよ。自分の成長をストップしてる人が人の誹謗中傷をするのとにてます。他人に自己実現を委ねてるからですね。
本質に気が付く=天才であって、細かい人は単に細かい人だということに気をつけてください。真理への到達は一人で道を歩み進めることであり、場合によっては協力して道を歩み進めることです。
ただですらたどり着くか分からない、「本質」に到達しようとする人が時間を無駄に使い、子供のケンカのようなことをしている暇があるでしょうか。
争いは同じレベルでしか起こらないと言われるのはなぜか。
争いは同じレベルでしか起こらない、と言われますね。抽象度を上げると最終的な目的は同じはずなのに、片方が抽象度をいじれないとぶつかるんです。
人間の目的は幸せになることと友人がYoutuberの言葉を引用してたんですが、幸せになるor不快から逃れるためと考えれば大抵目的が一致して争わなくなります。
抽象度をいじれないと「なんでもいいから楽しくやろう」ができなくなるんです。
「苦しむことが良いことなんだ」とかは人間の共通目標ではないのでこれもどこかでぶつかります。本当は苦しんだ先の成果が欲しいはずなのに、そこまで考えを至らせてないってことですね。
僕が通ってた中学は都内でかなり治安が悪い中で、更に治安が悪いところだったんですが、じゃあヤンキー校みたいな所の治安が悪くなるのかって言うと「抽象度をいじれない」からです。
目先の行動にめちゃくちゃ執着するからなんです。
本質にたどり着けるかどうかなんて分からない。それでも追いかけ続けること。
是非、知識をコレクションする人間ではなく、価値を生み出せる人間を目指してく ださい。そしてその価値で社会と世界に貢献していく意思を持ってほしいと思います。
ここからはもうちょっとハウツーというかまとめっぽくしていきます。読んで欲しいのは正直ここまでなので、もし少しでも役に立ったんでしたら、メルマガ登録後、続きを読み進めて頂けると嬉しいです。
頭を良くする方法。コツは抽象化することと、自分で決めること。
僕が考える「頭を良くする方法」でハウツー的に重要なポイントは
・抽象化
・自己決定
シンプルですね。
まずは抽象化からお話ししていきますね。
物事の贅肉を見分ける
どんな物事にも「構造」と「贅肉」があります。
必要な骨の部分と、余分な贅肉がある。
建物で例えたら建物そのものと家具
とか。例えばですけどね。
会社というシステムにも「必要な仕事」「価値を生んでいる仕事」「必要な管理」と、「管理のための管理」みたいな、無駄でしかない仕事が混在しています。
まずはその贅肉部分を見分けて、
レントゲンのように構造を捉えることが第一のステップです。
どこが無駄でどこが必要な部分なのか。
どこが価値を産んでいて、どこが産んでいないのか。
どこが自分のビジネスや、プライベートに活かせる良い部分で、真似してはいけない部分はどこなのかを考えてみてください。
構造を見分けたら
構造を見分けたら、他に応用できないかを考えましょう。
その構造や法則をを他にあてはめて類推・転用していくようなイメージです。
もしくは、法則から新しいものを作り出す。
自分の活動のヒントにできる部分が必ずあるはずです。
もし今なかったとしても、それはストックしておけばどこかで活かされます。
考える力を付ける訓練にもなる。
頭の良さって学歴ではなく、どれだけ頭を良くしようと努力してきたかによって決まると思っています。
後は、どれだけ創意工夫、試行錯誤をしてきたか。
試行錯誤がない→鵜呑みにしている
ということですからね。
生きている時間が短いなら、比較的才能の影響が大きく、生きている時間が長くなればなるほど、努力のパラメーターが大きくなっていく。
ここで注意ですが、多くの人は努力しているので、生半可な努力は食らいつくことでしかありません。才能が元々ある人を越えるためには相当な努力が必要になってくるわけです。
「ちょっとの努力」では才能がある人に食らいついているだけになるので、そこは十分気をつけてというか、勘違いしないでいただきたいポイントですね。
ちょっとやそっとの努力では追いつけません。厳しいようですけどね。
自分で決めること
最後に、僕がいつもお伝えしている「自己決定」について。
結果も責任も全て自分で受け取らってみないと、「何が得られて何が失われたのか」がよくわからないはずです。会社のシステムに頼って結果が出たのなら、会社の力の可能性があったりするわけですよ。
ある活動をするとして、「責任を背負う人」と「得する人」を、全て自分だけにして欲しいということですよ。
共同プロジェクトではなく完全に一人で何かをやってみる経験。
人と一緒に何かをすると、どこまでが自分の利益で、どこまでが自分の損失なのかが分かりにくい。
結果も損失も全て自分で受け取る決意ができ、その意志さえ身についていれば、何歳からでも人は成長できますから。
結果的に、頭の良さが段々と身についてくるはずですよ。
ここからはもっとハウツーです。w
どうしても読みたい人だけ読んでくださいな。
情報収集
情報の基本は、
インプット→プロセッシング→アウトプット
まずはインプットについて解説してみましょう。
ニュース
時代に取り残されない程度のニュースは常に取り入れておくこと。同じニュースの繰り返しは見なくてもいい。ヤフーニュースのコメント欄も同じく。人間は集団かつ匿名性が高くなるほど、無責任になりやすい。ヤフーニュースのコメント欄はその最たるもの。時事ニュース集めとしてチェックしよう。
日経新聞
日本産業新聞
Yahooニュース
実用的知識
実用的な知識を身につけること。マナー、文章の書き方、勉強の方法、料理、家事の方法。分野を問わず興味を持って日常生活を向上させていくこと。
古典
最新のニュースばっかり取り入れてても、物事を考える強固な土台が固まらない。古典で思考の土台を創り上げること。プラトン、カント、アリストテレスあたりから読んでみましょう。
古典が最重要だと思う。古典を取り入れる前と取り入れた後では明確に思考力が変わるのが分かる、情報収集の土台であり、処理の土台であり、出力の土台。騙されたと思ってブックオフで買ってみて欲しい。高くても1000円くらいしかかからない。
雑誌
ビジネスについてうっすら考えながら雑誌を読もう。常に考えすぎていても逆に新鮮な発想は出てこないし、ただの面倒くさいやつになる。ある程度のスイッチの切り替えは必要になってくる。
雑誌読み放題のサービスは一冊以下の金額で様々なジャンルを読むことができるのでお勧め。僕は楽天マガジンを使っている。
広告
「物を売る活動」への叡智がつまっている。消費者目線を持てるので、いざというときにも活かすことができる。
電車の広告、ネットの動画広告。どういったプロモーションがされていて、どういった表現をしているのか。うざがられがちな広告からも学べるので、広告を見るのが面白くなってくると思う。
好きな事への知識
好きなことをとにかく探求しよう。一番言葉や能力が身につくのは「好きなこと」をしているタイミング。
音楽、動物、アミューズメント、漫画、アニメ、アウトドア、スポーツ、クリエイティブ。
なんでもいいから好きな事への知識を深めよう。
情報処理
考え方のコツ。
分ける
- 2軸に分ける
- 4軸に分ける
- グラフにする
何でも良いので試しに分けてみよう。二つに分けるだけでもかなり物事がすっきり整理されてみえてくるはず。
比較する
物事や現象を比較してみよう。それぞれの良いところ悪いところを考えよう。人間は一つの物事だけ見ているとどんどん好きになる性質、嫌いになる性質を持っている。「他」のものと比較して冷静に判断しよう。
少し時間をおくのも比較には有効。
流れを考える(時間軸)
分けて平面的に物事を広げることができたら、時間軸の考え方で奥行きを出してみよう。古くなるとどうなるか、新しくなるとどうなるかを考えてみよう。
ランダム性を考える
不確定要素について考えよう。
物事は順調に進む方がまれ。良い要素・悪い要素問わず、必ず「不確実な要素」が入る。どちらの不確実要素についても予め考えておこう。思考が深く、豊かになっていくはず。
情報出力
書く
文章力を高める練習をしてみよう。話すことよりも優れている点は筋道立てて物事を伝えやすいところ。
書く場合、相手からのリアルタイムのフィードバックが起こらないので、反応を予測しながら書いていくことが重要になってくる。
話す
口から言葉にしてみよう。書くことより優れている点はリアルタイム性。反応を見ながら出力の内容を変えていくことができる。話す場合、筋道を立て、内容をぶらさずに話していく事が必要になってくる。トレーニングをしよう。
定着させるコツ
- 繰り返す
- 自分の言葉でまとめる
- 午前中に勉強して午後にアウトプットしてみる
注意
本の読み方を間違えないこと
本は読むと想像力が強化される。だけど自分の賢さの証明のために本を読んでいる人は、「勉強している自分かわいさ」で想像力が無くなっていく。平気で人を傷つけるために知識を使う。
「君のその本の解釈は間違っているよ」とか平気で言い出してしまうこともある。
知識の証明のためではなく、自分の向上だけを考えると、決してそんなことを言っている時間はないはず。「自分凄いと言っている人」に大したことないやつが多い理由についても今後書いてみたいと思う。
書きたいことを書くか・読者が読みたいことを書くか。正直にズバズバ言う人、自分すごい、自己アピールの害とデメリット。
「べき」ではなく「したい」を土台にすること
勉強熱心な人の中には、べきを中心に考えている人も多いかもしれない。
「OOもっとコミュニケーション力を高めるべき」「もっとOOして成長するべき」
そういう考えももちろん大切だし、なくなったら人間らしくないとも言える。だけど、一番成長をもたらすのはOOしたいという自発的な動機。
こどもに「OOすべきだよ」「そんなことやめてOOしなさい」といっても動かない。
こどもがOOしたいと思ったら勝手に動くしこっちも楽になる。
OOすべきと言う時間に時間を割くのではなくて、OOしたいと思ってもらえるような行動に時間を割いた方が生産的だし効率的、大人の行動として賢いと言える。わかりきっていることだが、自分のこととなるとそう考えられない人も多い。
大変=美徳の考え方はやめよう。
楽しくて稼げることを美徳にしよう。カリカリに思い詰めること=良いことと考えるのは今日で卒業しよう。
まとめ
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