最近よく使う言葉である、「腑に落ちる」ってどんな状態なのか、ちょっと考えてみました。
腑に落ちるとは「何かに気が付く」ことだと思う
「腑に落ちる」をちょっと言い換えると、何かに気が付くことだと思う。ピンとくる、閃く、視点が増える。色々な言い換え方はできると思うけど。
僕は腑に落ちることを「気付き」と表現している。
つまり、自分の深い部分に人の言葉が入ってきて、マグマの中に溶かされ、自分とグニャグニャと一体化されるような感覚。
知識を手に持って振りかざすことも、鎧にすることともちょっと違う。
何かに気が付く=新しい視点が得られる
新しい視点が得られれば、今までの自分とは全く違う自分になる。宗教的なニュアンスではなく、もう少し冷めた視点で気付きを捉えています。
例えば、ITという気づきがあれば、ビジネスをITの目線から捉えられる。文化という視点があれば、その視点からビジネスを捉えられる
人間はバイアスでできている
人間は何かしらバイアスでできています。どれだけ自分を客観的に見ようと思っても、必ず主観の中の客観です。だから、そもそも無くすことは不可能だと思っています。
せめてもの対処法として、バイアスを増やすんです。
バイアスが減っているのかの判断方法は、他者を理解できるようになってきているか。
知識だけ増やして視点を増やさない人は、どんどん自分を正当化するようになってきてしまう。
一つを信じることは他者を否定することには繋がりませんが、それを勘違いしてしまう人も出てくる。
だから僕のサロンでは攻撃などは完全禁止にしているんですね。
視点が増えると物事を立体的に眺めることができる
例えばペットボトルを横から眺めるとペットボトルだと理解できる。でも、上とか下からだけだとよく分からない●とか◎に見えますよね。
なので、できる限り視点を増やすことでペットボトルを正しく見ていくことができるんです。
片眼だけだと距離感がつかめないことと同じ
人間の眼は片眼では距離感がつかめない。だから両目を協力して使いながら立体感や距離感をつかんでいます。それと同じ事が僕は知識やバイアスにも起こると考えています。
なので、できる限り、無駄な知識なんてないんだという気持ちで勉強や自己投資に取り組んでいってみてくださいませ。
コメント